春の空

春の空

はるのそら

別の表記・呼び名:春空(はるぞら)

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意味・由来

「春の空」は、冬の冴え返るような厳寒の青空とは異なり、大気に湿り気が増してほんのりと霞がたちこめ、柔らかく光が満ちる春独特の空模様を指します。どこか長閑で、包み込むような温もりや明るさを感じさせる三春全般の季語です。古代より日本の春の空は、霞や朧といった大気のゆらぎとともに愛でられてきました。

この季語で詠むコツ

「春の空」という言葉自体に広がりと大らかさがあるため、空そのものを「青い」「美しい」と直接説明してしまうと、句の味わいが薄れてしまいます。地上にある小さな生き物の営みや草木、人間のさりげない仕草を取り合わせることで、その上に見上げる空の広さや温かさを間接的に引き立てるのが詠む際の要点です。光の柔らかさや、雲のゆったりとした流れに視点を置くのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・鳥や生き物(雲雀、燕、蝶など) ・春の植物や風景(若草、桜、野道、屋根など) ・日常の動作や心の動き(深呼吸、歩み、欠伸、見上げるなど)

「春の空」の俳句例 (3件)

雨晴れておほどかなるや春の空
高浜虚子『五百五十句』(青空文庫)
春の空人仰ぎゐる我も見る
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)
春の空人仰ぎゐる何も無し
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)

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