雲雀

雲雀

ひばり

別の表記・呼び名:天鷚(ひばり)、天雀(ひばり)

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意味・由来

雲雀は、春の野原や麦畑から青空高くへと勢いよく飛び立ち、澄んだ美しい声でさえずる鳥です。古くから春の訪れを告げる代表的な鳥として親しまれており、『万葉集』の時代から数多くの歌に詠まれてきました。天に向かって一直線に舞い上がる姿を「揚雲雀(あげひばり)」、鳴きやんで急降下してくる姿を「落雲雀(おちひばり)」とも呼び、その軽快で力強い生命力は、光に満ちた春の野の象徴とされています。

この季語で詠むコツ

雲雀を詠む際の最大のポイントは、「垂直の動き」と「天から降り注ぐ声」を捉えることです。姿は小さく見失いがちですが、遥か上空から響く賑やかな鳴き声を描くことで、春の空の広大さや日差しの暖かさを際立たせることができます。また、見上げる空の高さと、足元の麦の青さやあぜ道、野良仕事をする人といった地上ののどかな景観を対比させると、空間の広がりと奥行きのある立体的な句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・空や光の情景:青空、春の日、雲、遥か、天、日ざし ・地上の風景:畦道、野原、土手、緑 ・動きや感覚:さえずる、見上ぐ、昇る、下り立つ、遠音

「雲雀」の俳句例 (5件)

雲雀より上に休らふ峠かな
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
空蒼し放たざらめや吾が雲雀
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
原中やものにもつかずなく雲雀
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
籠二つ地に在り雲雀空にあり
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
長き日を囀り足らぬ雲雀かな
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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