花衣

花衣

はなごろも

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意味・由来

「花衣(はなごろも)」とは、桜の花見に出かけるときに着る晴れ着のことです。古くは、美しく咲き誇る桜に恥じないように、また花に負けないほど華やかに着飾った着物を指しました。現代の俳句においては和服に限定されることなく、春の行楽のために新調した明るい色の洋服や、うららかな気候に合わせた華やかな春の装い全般を含めて使われます。咲き誇る満開の桜とともに、春を楽しむ人々の浮き立つ心を映し出す、風情と生命感に満ちた季語です。

この季語で詠むコツ

花衣を詠むときは、単に衣装の色や柄を説明するだけにとどまらず、その装いを身にまとった人物の動作や心理を捉えるのがコツです。例えば、軽やかな足取りや袂の揺れ、風に裾がひるがえる瞬間を切り取ると、春の躍動感が生き生きと伝わります。また、花見客で賑わう昼の晴れがましい景色だけでなく、夕暮れの帰り道に残る心地よい疲れや、肩や袖にひらりと舞い落ちた花びらなど、細やかな情景に視線を向けることで、情緒あふれる一句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・装いや持ち物に関する言葉(無季):袂(たもと)、帯、裾、日傘、草履、結び目 ・動きや光景を表す言葉(無季):石段、小道、歩み、風、人波、振り返る ・春の気配を表す言葉(春):夕桜、花吹雪、春風、うららか、朧(おぼろ)

「花衣」の俳句例 (2件)

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
杉田久女『杉田久女句集』
着ても見よ甚兵衞が羽折花衣
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「花衣」の詠み

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