1890年 - 1946年
すぎた ひさじょ
女性の情感・官能・抑圧された感情を俳句に込めた先駆的な女流俳人。「谺して」「花衣」など大胆で情感豊かな句は当時の俳壇に新風を吹き込んだ。生活と俳句の間で引き裂かれた緊張感が句に独特の力を与える。
鹿児島県生まれ。大正・昭和の俳壇を代表する女性俳人。高浜虚子に師事し一時高く評価されたが虚子との確執により「ホトトギス」から除名される悲運に遭った。俳句への情熱と生活の板挟みに苦しみ精神を病んで晩年は施設で孤独に没した。波乱の生涯と才能は後に多くの評伝で取り上げられ再評価が進んでいる。「ホトトギス四T」の一人。