冬空

冬空

ふゆぞら

別の表記・呼び名:冬の空(ふゆのそら)

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意味・由来

「冬空」とは、冬の季節の空全般を指す季語です。冬の空は、太平洋側ではからりと晴れ渡ってどこまでも澄んだ青空が広がり、日本海側では雪をはらんだ重く暗い鉛色の雲が垂れ込めるなど、地域や気圧配置によって劇的に表情を変えます。春の霞や秋の澄んだ空とは異なり、凍てつく冷気によって研ぎ澄まされた厳しさや、万物が静まり返るような寒々とした寂寥感が大きな特徴です。

この季語で詠むコツ

単に「寒そうな空」と詠むだけでは印象が薄くなってしまいます。空そのものの色や高さだけでなく、その下にある具体的な事物を取り合わせて、冬の空気感を際立たせるのが上達の秘訣です。例えば、葉を落とし尽くした裸木、一直線に空へ昇る煙、夕暮れの早さ、群れ飛ぶ鳥などを対比させると、空の広さや冷たさがより鮮明に伝わります。また、突き抜けるような青空なのか、今にも雪が降り出しそうな鈍色の空なのか、意図する情景を明確に選ぶことも大切です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・自然の情景:枯木、落葉、夕日、鳶、雲、星 ・生活や街の様子:煙突の煙、電線、屋根、家路、ビル街 ・感覚や様子を表す言葉:蒼き、鈍色、低し、冴える、ひびく

「冬空」の俳句例 (3件)

日を追うて歩む月あり冬の空
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
冬の空少し濁りしかと思ふ
我ために日はうらゝ也冬の空
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「冬空」の詠み

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