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「ともこも頭巾(ともこもずきん)」とは、厳しい冬の寒風や雪を防ぐために用いられた、昔ながらの防寒具の一種です。藁(わら)や菅(すげ)で編んだ菰(こも)などを頭から肩へとすっぽり被る素朴な頭巾で、旅人や庶民が風雪を凌ぐために身につけました。語源には諸説あり、前後に菰を垂らした形状からとも、お供の者とおそろいで被ったことからとも言われています。現代の洗練された防寒着とは異なり、厳冬の生活感や旅情、哀愁を強く感じさせる冬の季語です。
「ともこも」という独特でどこか温かみのある濁音の響きを活かし、素朴な情景を描くのがポイントです。頭巾そのものの形を描写するだけでなく、身を縮めて歩く人物の動作や、吹き付ける木枯らし、降り積もる雪といった厳しい自然環境と対比させることで、寒さとそこにある人の体温が鮮やかに際立ちます。歴史的な風情や、懐かしい郷愁を詠み込むのにも適しています。
・街道、宿場、渡し舟、峠道(旅や昔の情景を思わせる言葉) ・木枯らし、粉雪、凍てつく、寒風(厳しい冬の寒さを表す言葉) ・息白し、杖、草鞋、夕暮れ(旅人の動作や哀愁を添える言葉)