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「葡萄酒製す(ぶどうしゅせいす)」は、秋に収穫されたばかりの瑞々しい葡萄を搾り、発酵させてワインを造る作業を詠む仲秋から晩秋にかけての季語(生活・人事)です。傍題には「葡萄酒造る」「ワイン造る」などがあります。 日本におけるワイン醸造は明治時代初期、山梨県などで本格的に始まりました。初秋の実りの喜びとともに、果汁がしたたり、蔵の中に甘酸っぱい香りが立ち込める情景は、西洋伝来のロマンと日本の農村・山里の秋の活気を感じさせます。
果実を潰す足や手、搾汁機、ずらりと並ぶ木樽や近代的なタンクなど、製造現場の具体的な「物」や「動作」に焦点を当てると臨場感が出ます。また、醸造蔵特有の薄暗がりと外の秋晴れの対比、漂う果実香や発酵の微かな音など、五感(嗅覚・視覚・聴覚)を総動員して捉えると、芳醇な雰囲気が際立ちます。
・製造の場や道具:木樽、搾汁機(圧搾機)、地下蔵、薄暗がり、長靴、赤き掌 ・醸造地の風土:甲斐(甲州)、山国、傾斜地、ワイナリー、夕日、秋風 ・感覚を表す語:滴る、発酵(かもす)、紫、芳香、夜寒
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