盆過

盆過

ぼんすぎ

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意味・由来

「盆過(ぼんすぎ)」は、お盆の一連の行事が終わり、精霊を送り出した後の時期を指す秋の季語です。一般的には八月十六日の送り火が済み、お盆の喧騒が落ち着いた頃を言います。先祖を迎えて家族や親族が集まり、賑やかだった日々から一転して、人々が日常へと戻っていく時期であり、暦の上での秋の深まりとともに、独特の寂寥感や安堵感が漂う時候を表しています。

この季語で詠むコツ

最も効果的なのは、お盆の最中の賑わいと、それが終わった後の「静けさ」の落差を描くことです。客が帰って広くなった座敷、片付けられた仏具、提灯を外した跡など、具体的な日常の情景を捉えると生活感が滲み出ます。また、楽しかった時間の余韻とともに、ふと肌に感じる風の涼しさや夕暮れの早さなど、忍び寄る秋の気配と重ね合わせることで、日本人の心にある無常感や切なさを巧みに表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・座敷、畳、仏間(人が去った後の静かな空間) ・夕餉、灯(家族が少なくなった寂しさを映す明かり) ・片付け、掃く(行事が終わった後の日常の動作) ・秋風、夕暮(季節の移ろいを感じさせる情景)

「盆過」の俳句例 (1件)

盆過ぎて宵闇くらし虫の聲
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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