秋涼し

秋涼し

あきすずし

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋涼し(あきすずし)」は、初秋から仲秋にかけて感じられる、すがすがしく心地よい涼しさを表す三秋の季語です。単に「涼し」と言うと夏の暑さの中で感じる一時的な涼感を指す夏の季語になりますが、そこに「秋」が付くことで、長く厳しい夏の酷暑がようやく去り、大気が澄んで朝夕にしみじみと感じる本格的な秋の涼気を表現します。夏の涼しさへの喜びとは異なり、安堵感とともにどこか落ち着いた静けさや、季節の移ろいに対する一抹の寂しさが含まれるのが特徴です。

この季語で詠むコツ

「秋涼し」を使う際は、気温の低下という物理的な感覚だけでなく、心に訪れる静けさや生活の落ち着きを取り合わせるのがポイントです。夏の疲れが癒やされ、物事にじっくりと向き合えるようになった心境(読書、手紙を書く、創作活動など)を描くと季語の持つ情緒が深まります。また、風の音、暮れゆく光、澄んだ空の様子など、秋ならではの穏やかな情景とともに詠み込むと効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 生活・動作:硯(すずり)、机、灯、文(ふみ)、湯呑み、茶、着替へ
  • 自然・風景:夕風、暮色、山並、川音、月影、木陰
  • 感覚・心情:静けさ、澄む、ほっと、安らぎ、遥か

秋涼し」の俳句例 (3件)

秋涼し手毎にむけや瓜茄子
松尾芭蕉【現代語訳】秋の涼しさが心地よいことだ。さあ、皆の手でそれぞれ瓜や茄子の皮を剥いて楽しもうではないか。 【鑑賞】芭蕉が伊賀に帰郷した折の句とされています。厳しい暑さが去った初秋の心地よさの中、親しい人々が集まり、採れたての瓜や茄子を賑やかに手際よく料理している親密で開放的な生活の喜びが生き生きと描かれています。
秋涼し硯に向ふ心あり
正岡子規【現代語訳】秋の心地よい涼しさが訪れ、自然と硯に向かって筆を執ろうという気力が湧いてくる。 【鑑賞】夏のうだるような暑さの中では衰えがちだった創作意欲が、秋の涼風によって甦ってきた心境を率直に詠んでいます。「秋涼し」がもたらす精神の集中と、澄み渡るような心地よさが素直に伝わる一句です。
秋涼し一ト筆書きの山並も
高浜虚子【現代語訳】秋の涼しさが心地よい。遠くに見える山並みも、まるで一筆書きで引いたかのようにくっきりと澄んで見える。 【鑑賞】秋になって大気が乾燥し、遠くの山々の稜線が明瞭に見える様子を「一ト筆書き」と巧みに描写しています。視界の鮮やかさと肌に触れる涼気が見事に響き合い、広大で清々しい秋景が広がります。

みんなの「秋涼し」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋涼し」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語