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「秋の大風(あきのおおかぜ)」とは、秋に吹き荒れる非常に強い風のことを指します。主に初秋から中秋にかけて日本列島を襲う台風(古くは「野分(のわき)」と呼ばれたもの)や、秋の寒冷前線が通過する際に生じる突風・暴風を意味します。春の嵐(春一番など)が命の息吹や土の匂いを運んでくるのに対し、秋の大風は実りの季節を迎えた田畑を脅かし、草木を枯らし、急激な冷え込みをもたらすなど、荒涼とした厳しさと寂寥感を漂わせるのが特徴です。
風そのものは目に見えないため、「大風によって何がどうなったか」という具体的な現象を描写することが大切です。草木が激しく撓む様子、飛ばされる落ち葉、家屋のきしむ音、あるいは風が吹き抜けた後の静寂や冷気など、五感(視覚・聴覚・触覚)を総動員して捉えましょう。また、激しい風の勢いそのものを詠むだけでなく、台風一過の晴天や、風が去った後の物寂しい風景を取り合わせることで、秋ならではの哀愁を際立たせることができます。
・動植物:芭蕉(葉が裂ける様子)、稲穂、芒(すすき)、落葉、梢 ・情景・事物:雨戸、障子、瓦、波頭、白波、土埃 ・時間・天候:夜半、夕暮れ、月、星合、朝晴れ
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