秋の雲

秋の雲

あきのくも

別の表記・呼び名:秋雲(あきぐも・しゅううん)

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意味・由来

「秋の雲」とは、文字通り秋の空に浮かぶさまざまな雲の総称です。夏の力強く湧き上がる積乱雲(入道雲)とは対照的に、秋になると空が高く澄み渡り、巻雲や巻積雲のような薄く刷毛で掃いたような雲、いわゆる「鰯雲(いわしぐも)」や「鱗雲(うろこぐも)」などが多く見られます。空の透明感とともに、どこか寂しげで移ろいやすい風情や、季節の深まりを感じさせる代表的な三秋の天文季語です。

この季語で詠むコツ

秋の雲は、その「形の繊細さ」「動きの速さ」「光の当たり方」に注目して詠むのが効果的です。広大な青空との対比や、日暮れ時の夕焼けに染まる淡い色彩を描き出すことで、秋特有の清澄感や哀愁を表現できます。また、地上の景観(山並み、水辺、街並み、あるいは人間の日常の営み)と結びつけることで、季節の移ろいに対する心の機微を豊かに伝えることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

秋の雲は高い空や澄んだ空気感を連想させるため、視界の広がりや静けさを表す言葉と好相性です。 ・色彩・光:茜色、夕日、暮色、白銀、紺碧 ・動き・状態:千切れる、流れる、茜さす、ちぎれ雲、遥か ・地上の情景:街道、稲田、峠、波音、遠山、屋根

「秋の雲」の俳句例 (5件)

頭上の岩をめぐるや秋の雲
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
秋の雲大仏の上に結び解け
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)
山人のくしやみやとゞく秋の雲
秋の雲いよ/\高く登りけり
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
秋の雲浮みて過ぎて見せにけり
高浜虚子『七百五十句』(青空文庫)

みんなの「秋の雲」の詠み

高瀬船

興りし川や

秋の雲

木犀の

二番花匂え

秋の雲

秋雲の

イオンモールに

嫉妬せり

身寄りなく

面会も無き

秋の雲

秋の雲

眺めゆらゆら

花芒

園児描く

紙いっぱいの

秋の雲

秋の雲

風と日ざしを

引き連れて

秋の雲

映る摩周湖

流れゆく

夢乗せて

浮かぶ絨緞

秋の雲

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