秋じむ

秋じむ

あきじむ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋じむ(あきじむ)」とは、秋の気配や風情が深く身にしみて感じられるようになること、あるいは周囲の景物や生活の佇まいに秋らしさが染みわたっていく様子を表す時候の季語です。「じむ」は「染みる」「滲む」に通じ、単に季節が秋へと移り変わる(秋めく)だけでなく、秋の冷気や寂寥感、澄んだ大気がじわじわと物や心に染み透っていくような、静かで深みのあるニュアンスを持っています。

この季語で詠むコツ

「秋じむ」は心境や感覚に寄り添う言葉であるため、抽象的な感情だけでなく、具体的な生活の道具や日々の何気ない情景と取り合わせるのがポイントです。例えば、室内の調度品、肌に触れる衣服、机の上の文具、台所の様子など、身近な日常の事物を描くことで、そこに漂うひんやりとした秋の気配を読者に実感させることができます。派手な情景よりも、静けさや陰影のある場面を描くと季語の味わいが引き立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 生活・住まい:障子、硯、木杓、畳、古書、灯影、机
  • 自然・気候:山影、夕風、露、日差、庭草、水音
  • 動作・状態:澄む、触る、置く、更ける、乾く

秋じむ」の俳句例 (3件)

秋じむや硯の水も減りがちに
正岡子規【現代語訳】すっかり秋の気配が深まり、空気が乾燥してきたせいか、硯に差した水も早く減ってしまうことだ。 【鑑賞】机上の日常的な文房具である硯の水の減り具合から、大気の乾きや秋の訪れを鋭敏に捉えた子規らしい写実的な名句です。
秋じむや障子をあけて山を看る
正岡子規【現代語訳】秋の気配がしみじみと深まってきた。部屋の障子を開け放ち、澄んだ空気の向こうにある山を静かに眺める。 【鑑賞】障子を開けた瞬間に流れ込むひんやりとした秋気と、遠くの山の佇まいがシンプルながら鮮やかに表現されています。
秋じむや厨の土間に置く木杓
詠み人知らず【現代語訳】秋の気配が染みわたるなか、台所の土間に木製の柄杓がぽつんと置かれている。 【鑑賞】薄暗くひんやりとした土間と素朴な木杓という日常の静寂な一齣から、生活の場に染み入る秋冷を格調高く描き出しています。

みんなの「秋じむ」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋じむ」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語