秋蝶

秋蝶

あきちょう

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋蝶(あきちょう・あきのちょう)」とは、秋に見られる蝶のことです。春から夏にかけて活発に飛び交っていた蝶も、秋が深まるにつれて羽が破れ、色あせ、弱々しく舞うようになります。春の蝶が生命の歓喜や華やかさを象徴するのに対し、秋蝶は行く秋の寂しさや衰退、儚い命の終焉を静かに感じさせる季語として古くから親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

秋蝶を詠む際は、春蝶との対比を意識し、その「飛び方の頼りなさ」や「残された時間の短さ」に焦点を当てると情趣が深まります。澄み切った秋晴れの光と、弱々しく飛ぶ蝶のコントラストを描くのも効果的です。単に哀れむだけでなく、冷気に向かって懸命に羽ばたく小さな命のひたむきさを捉えると、奥行きのある句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

枯れ草や秋草(野菊、コスモス、八重葎など)、秋の澄んだ日差し(秋日、秋光、日だまり)、あるいは冷たさを感じる言葉(秋風、秋冷、夕暮れ)とよく調和します。「もろき」「とどまる」「ひるがえる」といった、動きの微細な変化を表す動詞との相性も抜群です。

秋蝶」の俳句例 (3件)

八重葎すさまじきまで秋の蝶
高浜虚子【現代語訳】幾重にも生い茂り荒れ果てた葎(むぐら)の原に、凄まじさを感じるほどたくさんの秋の蝶が舞っている。【鑑賞】荒涼とした秋の草むらに無数に群れ飛ぶ蝶の姿を写生した句です。「すさまじきまで」という強い表現により、衰えゆく季節の中で凝縮された生命の執念や迫力が鮮やかに描き出されています。
ひるがへりひるがへり秋の蝶高し
日野草城【現代語訳】羽をひるがえし、またひるがえしながら、秋の蝶が空高く舞い上がっていく。【鑑賞】弱々しくなりがちな秋蝶のイメージを覆し、高く澄んだ秋空へとひるがえりながら昇っていく蝶の凛とした姿を捉えています。リフレインによる軽快なリズムと秋の空の高さが心地よい余韻を生んでいます。
秋の蝶つひに力をつくしけり
阿部みどり女【現代語訳】秋の蝶が、とうとう最後の力を使い果たして落ちていった。【鑑賞】冷気が増す秋の中で、命の限りを尽くして飛び続けた蝶の最後の瞬間を温かくも見守る眼差しで詠んだ句です。小さな命の終わりに対する深い共感と、静謐な秋の哀感がしみじみと伝わってきます。

みんなの「秋蝶」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋蝶」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語