網代打

網代打

あじろうち

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「網代打(あじろうち)」とは、晩秋の川瀬で落ち鮎などを捕らえる仕掛け「網代」を設置するため、川底に杭(網代木)を打ち込む作業を指す季語です。特に京都の宇治川の網代は古くから名高く、『万葉集』や平安の和歌にも数多く詠み継がれてきました。冷たい秋風が吹き抜ける川辺に響く木槌の音は、深まりゆく秋とやがて訪れる厳しい冬の気配を強く感じさせます。

この季語で詠むコツ

「音の響き」と「水辺の寒冷な空気感」に着目して詠むのが効果的です。水瀬に響き渡る乾いた木槌の音や、川霧・水しぶきの冷たさを捉えることで、情景が鮮やかに立ち上がります。また、作業をする人の力強さと、周囲の静けさや夜寒の侘しさとのコントラストを意識すると、風情ある一句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 聴覚・動作に関する言葉:響く、川音、木槌、杭打つ、水音
  • 季節感・時間に関する言葉:夜寒(よさむ)、川霧、夕暮れ、月影、瀬波
  • 地理・情景に関する言葉:宇治川、川瀬、浅瀬、山影

網代打」の俳句例 (3件)

網代打つ音や夜寒の宇治の里
水田正秀【現代語訳】夜の寒さが身にしみる宇治の里に、川瀬で網代を打ち込む木槌の音が澄み渡って響いている。【鑑賞】夜寒の静けさと、宇治川の水音を破るように響く網代打の音が見事に対比されています。古歌の伝統を踏まえつつ、晩秋の寒冷な夜の気配を聴覚的に美しく切り取った一句です。
網代打つ音や嵐のあとの月
与謝蕪村【現代語訳】嵐が吹き去ったあとの澄んだ月明かりの下、川瀬では網代を打つ音が響いている。【鑑賞】嵐が去って静けさを取り戻した夜空に輝く月と、川面で懸命に網代を打つ作業の音との取り合わせが印象的です。蕪村らしい絵画的な構図と、清冽な澄んだ空気が伝わってくる名句です。
網代打つ宇治の川瀬の水早み
正岡子規【現代語訳】網代を打ち込んでいる宇治川の浅瀬は、水流が非常に早くて激しい。【鑑賞】激しい水流に逆らいながら網代を打ち込む人々の力強さと、宇治川の自然の厳しさを写生的に捉えています。古典的な趣を保ちながらも、動きと現場の緊迫感を簡潔な言葉で表現しています。

みんなの「網代打」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「網代打」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語