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年末年始の俳句ガイド2026年10月16日(更新: 2026年10月16日)

年末年始の俳句ガイド|年賀状・新年の季語・名句・初句会まで

はじめての俳句サポーター 凛

はじめての俳句サポーター 凛

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年末年始の俳句ガイド|年賀状・新年の季語・名句・初句会まで

一年のうちで、俳句がもっとも身近になる季節はいつでしょうか。

答えは、年末年始です。年賀状に一句を添える、初詣の帰りに浮かんだ言葉を書き留める、家族でおせちを囲む。この時期は、ふだん俳句に縁のない方でも、季節の言葉に触れる機会が自然と増えます。

俳句の世界でも、新年は特別な季節として扱われます。歳時記では春・夏・秋・冬とは別に「新年」の部が立てられ、ここにしかない季語がたくさん収められています。

この記事では、年末から松の内までの俳句の楽しみ方を、場面ごとにご案内します。気になるところから読み進めてください。

海老の天ぷらを2本のせた温かい年越しそばを上から撮影した写真

年末年始の俳句は「冬」と「新年」の二つの季節にまたがる

はじめに、少しだけ季節の区分を整理しておきます。

俳句の季語は、年末までは「冬」、元日からは「新年」に分かれます。たとえば「年の暮」「除夜」「大晦日」は冬の季語、「初日」「初詣」「雑煮」は新年の季語です。

同じ年末年始の出来事でも、どちらの季節に属するかで句の空気が変わります。冬の季語は一年を見送る静けさ、新年の季語は改まった晴れやかさ。この違いを意識するだけで、句の焦点がぐっと定まります。

季語は、新年の季語一覧と冬の季語一覧から探せます。

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場面別・年末年始の俳句の楽しみ方

年賀状に一句を添える

年末年始の俳句といえば、まず年賀状です。定型の挨拶文だけでなく、一句を添えると、受け取った方の心に長く残る一枚になります。

年賀状は元日以降に読まれるものなので、使う季語は新年のものを選ぶのが基本です。「初春」「初日」「初空」など、晴れやかな季語がよく合います。

相手別の例句や書き方のコツは年賀状に添える俳句で、相手別の一言の例文は年賀状の一言メッセージ例文で詳しくまとめています。

新年の季語を知る

新年の季語は、ほかの季節にはない独特の言葉が多いのが特徴です。「初」のつく言葉(初日、初空、初夢、初詣)、正月の食べもの(雑煮、屠蘇)、正月の遊び(羽子板、双六)など、暮らしに根ざした言葉が並びます。

俳句びとの季語辞典には、新年の季語だけで二千件以上を収録しています。

名句に触れる

昔の俳人たちも、新年をさまざまに詠んできました。たとえば年の変わり目を詠んだ一句として、高浜虚子の次の句がよく知られています。

去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子

季語は「去年今年」(新年)です。冬の名句は冬の有名な俳句7選で、俳人ごとの代表句は有名な俳人と代表句の一覧でご紹介しています。

自分で新年の句を作ってみる

初詣の人の列、初日の出を待つ時間、湯気の立つ雑煮の椀。新年の俳句は、特別な出来事よりも、目の前の小さな場面を切り取ると生き生きとします。

初日さす窓辺に並ぶ湯呑かな(編集部作例)

家族の人数ぶん並んだ湯呑に、元日の光が差している。それだけの景色でも、新年の空気は十分に伝わります。

音の数え方は575(五七五)の数え方、季語の基本は季語とはで解説しています。

除夜の鐘・年越しを詠む

一年の終わりにも、心を動かす場面がたくさんあります。除夜の鐘、年越しそば、行く年を見送る静かな時間。これらは冬の季語として、一年を振り返る句に深みを与えてくれます。

初句会に参加する

俳句の会では、年が明けて最初に開く句会を「初句会」と呼びます。新年の季語を兼題にしたり、少し改まった雰囲気で行われたりすることが多く、句会デビューの機会としてもおすすめです。

new-year-haiku-calligraphy-inkstone.

書き初めに俳句を書く

書き初めの題材に、好きな俳句や自作の句を選ぶ方もいます。十七音という短さは、半紙や色紙に収めるのにちょうどよい長さです。

寒中見舞いに一句を

年賀状を出しそびれた方や、喪中の方へのご挨拶には、松の内が明けてから寒中見舞いを送ります。ここにも一句を添えることができます。

冬の季節の俳句もあわせて

月ごとの季語と俳句は、12月の俳句、1月の俳句、2月の俳句でご紹介しています。

年末年始の俳句 よくある質問

Q. 年賀状の俳句に冬の季語を使ってもいいですか?

年賀状は新年に読まれるものなので、新年の季語を使うのが基本です。「年の暮」「除夜」などの冬の季語は、年賀状よりも年末のご挨拶や、一年を振り返る句に向いています。

Q. 正月の季語は何月まで使えますか?

新年の季語は、一般に松の内(期間は地域によって異なります)のころの事柄を詠むものとされています。「七草」「鏡開」「小正月」など、松の内の前後の行事を表す季語もあります。

Q. 俳句を作ったことがなくても、年賀状に添えられますか?

大丈夫です。五・七・五の形に季語を一つ入れれば、立派な一句になります。まずは目の前の正月の景色を一つ選んで、言葉にしてみてください。

年末年始は、俳句をはじめる季節

新しい年を迎える時期は、新しいことを始めるのにもちょうどよい節目です。今年の年賀状に一句を添えることから、俳句の楽しみを広げてみませんか。

俳句びとでは、詠んだ句を投稿して、全国の俳句仲間と感想を送り合うことができます。新年の一句を、ぜひ披露してみてください。

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