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年末年始の俳句ガイド2026年10月26日

冬休みの俳句の宿題|小学生でも作れる4ステップと例句

はじめての俳句サポーター 凛

はじめての俳句サポーター 凛

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冬休みの俳句の宿題|小学生でも作れる4ステップと例句
小学生の冬休みの宿題|おうちの方も一緒に使える作り方ガイド

冬休みの宿題に「俳句を作りましょう」と書いてあったら、何を詠めばいいか迷うお子さんも多いものです。「何を書けばいいの?」「五・七・五にできない」と手が止まってしまうこともあるでしょう。

でも、むずかしく考える必要はありません。こたつのみかん、雪だるまの鼻、初詣の石段。冬休みに見たこと・感じたことを一つ選ぶところから始めれば、俳句の種が見つかります。

この記事では、小学生でも取り組みやすい4つのステップと、低学年・中学年・高学年別の例句を紹介します。お子さん・お孫さんと一緒に、楽しく一句を仕上げてみてください。

先に知っておきたいこと

この記事の俳句は、すべて「俳句びと編集部」が作った例です。宿題にそのまま写すための答えではなく、お子さん自身の言葉を見つけるヒントとしてお使いください。学校から季語・文字数・題材の指定がある場合は、先生の指示を優先しましょう。

冬休みは俳句の題材がいっぱい

冬休みには、学校がある日とは少し違う景色が広がります。特別なお出かけをしなくても、家の中や近所で見つけたことが題材になります。

いつ・どこで俳句の題材になりそうなもの
12月の行事クリスマス、大掃除、冬至の柚子湯、大晦日
お正月初詣、お年玉、雑煮、年賀状、書初
家の中こたつ、手袋、みかんをむく手、窓のくもり
外の景色雪だるま、霜柱、冷たい風、雪の上の足跡

「楽しかった」と一言でまとめるより、何を見たか、どんな音がしたかを思い出してみましょう。五・七・五ができていなくても、まずは短いメモで十分です。

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小学生でも作れる!冬休みの俳句4ステップ

作り方は、次の4つだけ。紙と鉛筆を用意して、お子さん自身が言葉を選べるように進めます。

1冬休みにしたことを思い出す

雪だるまを作った、こたつから出たくなかった、お年玉を数えた……。思い出すままに、短い言葉を書き出します。

おうちの方の声かけ:「そのとき何を見た?」「どんな音だった?」「何がおもしろかった?」と聞いてみましょう。

2いちばん心に残った場面を一つ選ぶ

一つの俳句には、基本的に一つの場面が向いています。「雪だるまを作ったとき、にんじんの鼻が曲がった」など、細かな出来事ほど、いきいきした句につながります。

3冬または新年の季語を一つ入れる

季語は、その句の季節を伝える大切な言葉です。12月の雪遊びなら「雪だるま」、お正月のお年玉なら「お年玉」という具合に、場面に合う季語を選びます。

季語の季節は、いつ体験したかだけで決まるとは限りません。季語辞典を確かめて選ぶのが安心です。

4五・七・五にして声に出してみる

言葉を声に出しながら、上の句5音・真ん中7音・下の句5音に整えます。「っ」「ん」「ー」は1音、小さい「ゃ・ゅ・ょ」は前の音と合わせて1音です。

字余りの句もありますが、学校の宿題では指定を確認し、まず五・七・五を目標にするとわかりやすいでしょう。

赤と青のしま模様の服を着た子どもが、マス目のある練習用紙に鉛筆で文字を書く手元
目にしたことを、まずは紙に書き出してみましょう(写真はイメージです)。

学年別|冬休みの俳句の例句5選

ここからは、小学生の学年に合わせて、言葉の選び方を変えた例を紹介します。すべて編集部が作った作例であり、実際の小学生の作品ではありません。

低学年(1・2年生)|見たままを書いてみる

目に見えるものをそのまま言葉にするだけで、十分に楽しい一句になります。

低学年 ・ 編集部作例

雪だるま 鼻のにんじん 曲がってる

雪だるまのにんじんの鼻が曲がってしまった、という発見をそのまま詠みました。「曲がってる」の口語も子どもらしい調子です。

音数:5・7・5(ゆきだるま/はなのにんじん/まがってる)

季語:雪だるま(冬)

低学年 ・ 編集部作例

お年玉 数える指が いそがしい

何度も数えたくなる気持ちを「いそがしい指」に表した一句。うれしい気持ちを直接書かなくても伝わります。

音数:5・7・5(おとしだま/かぞえるゆびが/いそがしい)

季語:お年玉(新年)

中学年(3・4年生)|気持ちを動きで伝える

自分の気持ちを「寒かった」「うれしかった」で終わらせず、体の動きや人とのやり取りに置き換えてみましょう。

中学年 ・ 編集部作例

こたつから 出たくないけど おなかすく

温かいこたつから出たくない。でも、おなかは空く。その小さな迷いが、冬の家での時間をよく表しています。

音数:5・7・5(こたつから/でたくないけど/おなかすく)

季語:こたつ(冬)

中学年 ・ 編集部作例

初もうで 弟の手を にぎってた

人の多い初詣で弟の手をしっかりにぎっていた場面です。「守ってあげたい」と説明しなくても、手をにぎる姿から伝わります。

音数:5・7・5(はつもうで/おとうとのてを/にぎってた)

季語:初詣(新年)

高学年(5・6年生)|音や手ざわりを入れる

高学年になったら、見たものだけでなく、踏んだときの音や手に触れたときの感触を表すと、景色がもっと鮮やかになります。

高学年 ・ 編集部作例

霜柱 ふめば小さな 音がする

朝の道で霜柱を踏むと、さくっとした小さな音がします。音を具体的に詠むことで、冷たい朝の空気まで想像できます。

音数:5・7・5(しもばしら/ふめばちいさな/おとがする)

季語:霜柱(冬)

小石や土の間から、細長い透明な氷が何本も伸びた霜柱の接写
土の間にできた霜柱。踏んだときの音や感触も、俳句の題材になります。

宿題にそのまま写さないでね

ここにあるのは作り方の見本です。「雪だるまの鼻が曲がった」を「雪玉がくずれた」にするなど、自分が本当に見たり聞いたりした場面から言葉を探してみましょう。

冬休みの俳句に使える季語一覧

冬休みは12月から1月にまたがります。俳句の歳時記では、お正月の言葉は春夏秋冬とは別の「新年」という部に収められています。冬と新年の季語を使い分けましょう。

冬の季語(12月や寒い日の題材)

季語読み詠めるもの
雪ゆき雪が降る景色
雪だるまゆきだるま雪を丸めて作った人形
霜柱しもばしら寒い朝の地面にできる氷
こたつこたつ部屋で暖をとるこたつ
手袋てぶくろ寒さを防ぐ手袋
クリスマスくりすます12月25日の行事
冬至とうじ一年でもっとも昼が短いころ
大晦日おおみそか12月31日

新年の季語(お正月の題材)

季語読み詠めるもの
初詣はつもうで新年最初の神社や寺へのお参り
お年玉おとしだま新年に贈り合うお金や贈り物
雑煮ぞうにお正月に食べる祝いの汁物
おせちおせち正月の祝い料理
書初かきぞめ新年最初に筆で字を書く行事
羽子板はごいた正月の羽根つきに使う板
年賀状ねんがじょう新年の挨拶を交わすはがき

もっと探すときは、冬の季語一覧と新年の季語一覧が便利です。

「凧(たこ)」は春の季語?

凧揚げはお正月の遊びとして親しまれていますが、伝統的な歳時記では「凧」「凧揚げ」を春の季語として載せています。冬休みの出来事だからといって、必ず新年の季語とは限りません。宿題で季語の指定があるときは、手元の歳時記や先生の説明に合わせて確認しましょう。

「年賀状」は、年末に書くことが多い言葉ですが、歳時記では新年の季語として扱われます。一方、年末に書く動作を指す「賀状書く」は年の暮の季語です。こうした違いを知ることも、季語を学ぶ楽しみの一つです。

おうちの方の手伝い方|答えを教えるより、質問を

「何が見えた?」と尋ねる

大人が俳句を完成させてしまうのではなく、お子さんが思い出せるように質問してあげることが大切です。「雪の色は?」「踏んだときの音は?」「お年玉を見たとき、手はどうした?」といった問いかけが役立ちます。

子どもの言葉をむやみに直さない

「まがってる」「おなかすく」のようなふだんの言葉にも、その子ならではの感じ方があります。無理に難しい漢字や古い言い回しに変える必要はありません。

一緒に一句を作り、見せ合ってみる

おうちの方も同じ題材で一句作ってみましょう。比べて点数をつけるより、「この言葉が好き」「ここが目に浮かんだ」と、よいところを伝え合うと楽しく続けられます。

冬休みの俳句の宿題|よくある質問

Q. 季語が二つ入ってしまってもいいですか?

俳句は一句に季語を一つ入れるのが基本です。季語が二つ入る句もありますが、初めての宿題なら主役になる一つを選ぶと作りやすくなります。

Q. ひらがなだけで書いてもいいですか?

学校から漢字の指定がなければ、ひらがなで書いても大丈夫です。読みやすさと、お子さん自身の言葉を大切にしましょう。

Q. 五・七・五にならず、字余りになりました。

まず音の数え方を確認しましょう。「っ」「ん」はそれぞれ1音、小さな「ゃ・ゅ・ょ」は前の文字と組み合わせて1音です。学校の指定がある場合はそれに合わせて整えます。

Q. お正月の句と冬の句は、どちらを作ればいい?

どちらも冬休みの宿題の題材になります。ただし、先生から「冬の季語」と指定されている場合は、春夏秋冬の冬の季語を選んでください。「新年の季語」は歳時記では別の部に分けられています。

Q. 作った俳句を家族が直してもいいですか?

読みやすいように音数を一緒に数えるのはよい手助けです。ただし、言葉の主役はお子さん本人。「なぜその言葉にしたの?」と聞き、自分で決められるよう見守りましょう。

冬休みの思い出を、自分だけの一句に

俳句の宿題は、冬休みの小さな思い出を十七音に残す機会です。雪を踏んだ音、家で食べたみかん、初詣でにぎった手。いつか読み返したとき、今の季節がよみがえる一句になるでしょう。

親子・祖父母と作った一句を、思い出に

お子さん・お孫さんと俳句を作ったら、おうちの方ご自身の判断で、俳句びとをのぞいてみませんか。季語を探したり、俳句を楽しんだりできます。

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