石榴

石榴

ざくろ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「石榴(ざくろ)」は仲秋から晩秋にかけて熟す落葉小高木の実で、秋の季語です。秋が深まると果皮が赤黄色に色づき、やがて自らの重みと熟度によって縦に不規則に裂け、中からルビーのように透き通った紅い粒状の種子が顔を覗かせます。その鮮烈な色と、内側から爆発するように実が裂ける様から、どこか妖艶で生々しい生命力や、深まる秋の寂寥感、内面の葛藤を象徴する季語として古くから親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

石榴を詠む際は、果実が「割れる」「裂ける」「こぼれる」といった動きや、中の粒の「紅」「光」「酸味」などに着目すると鮮やかな描写になります。単に見た目のグロテスクさや美しさを捉えるだけでなく、人の感情(情熱、秘めた苦悩、老い、孤独など)を仮託して詠むことで、深みのある句になります。また「熟石榴(うれざくろ)」「割石榴(われざくろ)」といった傍題を用いると、より具体的な状況を五音で表現しやすくなります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・色彩・光:紅、茜、ルビー、夕日、秋日、照る ・状態・動作:割る、裂く、笑む、こぼる、滴る、乾く ・空間・情景:古庭、白壁、日和、障子、夕暮れ

石榴」の俳句例 (3件)

狂ほしく石榴割れたる日和かな
正岡子規【現代語訳】まるで狂気配を帯びたかのように激しく石榴が実を割っている、うららかな秋晴れの日和であることよ。【鑑賞】穏やかに晴れ渡った秋の空の下、木の上で生々しくパックリと裂けた石榴の鮮烈な赤さが際立っています。静かな小春日和と、激しく割れた石榴の対比に、病床にあった子規自身の胸の内の葛藤や激しい生命力が重なり合って感じられる名句です。
熟石榴日に一粒を惜しみ食ふ
松本たかし【現代語訳】熟した石榴の実を、一日にわずか一粒ずつ、名残惜しむように大切に味わって食べている。【鑑賞】美しく熟した石榴のルビーのような一粒一粒を、慈しむように口へ運ぶ繊細な心理を描いています。病弱であった作者の静かな生活感と、秋の深まりとともに過ぎ去っていく時間を大切に愛おしむ風情が漂います。
熟石榴わが家の夕日見失ふ
石田波郷【現代語訳】熟して割れた石榴を眺めているうちに、いつの間にか我が家を照らしていた夕日を見失ってしまった。【鑑賞】赤く熟れた石榴の実に心を奪われている間に、秋の日はつるべ落としに沈み、周囲が薄暗がりに包まれた情景です。石榴の生々しい赤と、消えゆく夕日の残照、そして忍び寄る孤独感が鮮やかに重なり合っています。

みんなの「石榴」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「石榴」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語