夜露
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意味・由来

「夜露」とは、秋の夜に冷え込んだ大気中の水分が水滴となり、草木や地上にあるものに降りつく現象を指します。四季を通じて露は降りますが、空気が澄みわたり放射冷却が強まる秋の露はとりわけ美しく、古来より風情あるものとして愛されてきました。単に「露」と呼ぶだけでも秋の季語となりますが、「夜露」とすることで、静寂に包まれた夜の深まりや、しっとりとした肌寒さ、一日の終わりの静けさがより強調されます。

この季語で詠むコツ

夜露の美しさは、視覚だけでなく触覚や聴覚をも巻き込んで描写すると際立ちます。例えば、月明かりを浴びて青白く光る様子、足元を歩いたときに草葉から衣の裾へと伝わる冷たさや湿り気などを捉えると実感のこもった句になります。また、静まり返った夜の帳の中でかすかに草木を濡らす気配や、夜露に濡れながら鳴く虫の声などに思いを馳せると、秋の夜ならではの情感深い一句を仕立てることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・裾(すそ)、履物、石畳(触覚や生活感を出す言葉) ・月光、星明かり、提灯(夜のわずかな光を捉える言葉) ・草むら、庭下駄、虫の声(秋の静寂や深まる夜を演出する言葉)

「夜露」の俳句例 (2件)

芋の葉に月のころがる夜露哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
色々もなくて夜露の白さ哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「夜露」の詠み

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