夜長

夜長

よなが

別の表記・呼び名:夜永(よなが)

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意味・由来

「夜長」は、秋分を過ぎて日が暮れるのが早くなり、夜の時間がぐっと長くなったことを実感する秋の季語です。「長き夜」とも詠まれます。古代から日本人は、秋の夜の深まりとともに訪れる静寂や、どこか物悲しくも心落ち着く時間の流れを大切にしてきました。暑い夏が過ぎ、心地よい涼しさの中でゆっくりと夜を過ごす風情が込められています。

この季語で詠むコツ

「夜が長い」と単に時間の長さを説明するのではなく、その長さをどのように過ごしているか、または何によって感じたのかを具体的に描写するのがコツです。静けさの中に響く小さな物音や、部屋に落ちる灯の影、手元の作業など、ささやかな日常の場面を切り取ることで、豊かな余情が生まれます。一人静かに物思いに耽る心情ともよくなじみます。

相性のいい言葉・取り合わせ

秋の季語や無季の言葉と合わせることで、夜の静けさが引き立ちます。 ・灯、明かり、影 ・読書、机、頁を繰る音 ・虫の声、針の音、かすかな時計の音 ・熱い茶、白湯、手仕事

「夜長」の俳句例 (3件)

次の間に唄ひ女の泣く夜長哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
俳席の次にはんべる夜長かな
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
辨慶の道具しらべる夜長哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「夜長」の詠み

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