季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「うそ寒(うそさむ)」は、仲秋から晩秋にかけて、ふとした瞬間に何となく肌寒さを感じる気候や感覚を指す季語です。頭につく「うそ」は「嘘」ではなく、「薄ら(うすら)」が転じたもので、「ほんのりと」「なんとなく」といった意味合いを持ちます。冬の本格的な厳しさとしての「寒さ」とは異なり、秋晴れの日の夕暮れや日陰に入ったとき、あるいは風がふと吹き抜けたときなどに覚える、微かで静かな冷え込みを表しています。
「うそ寒」を詠む際は、寒さそのものを大げさに描写するのではなく、日常のさりげない仕草や身の回りの変化を捉えることがポイントです。例えば、袖を引く仕草、触れた家具のひんやりとした感触、暮れゆく部屋の陰影など、五感でとらえた繊細な気配を描くことで、「うそ寒」特有のしみじみとした情感が引き立ちます。
・日常の室内や道具(障子、畳、羽織、湯呑み、文机、灯りなど) ・触覚や視覚に関わる言葉(指先、素足、夕暮れ、影など) ・静けさを感じさせる動作(歩く、開ける、置く、読むなど)