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「宇佐放生会(うさほうじょうえ)」は、大分県宇佐市にある宇佐神宮で秋に行われる放生会のことです。奈良時代(720年)の隼人の反乱において命を落とした人々の御霊を鎮め、供養するために始まったとされ、全国の八幡宮で行われる放生会の起源とも言われています。儀式では、生類憐れみの心から蜷(にな:川になどの貝)や魚を川や海に放つ「放生神事」が執り行われます。古代からの歴史と祈りを色濃く残す、厳かで哀歓の漂う秋の季語です。
宇佐放生会を詠む際は、単なる秋の祭礼としての賑やかさだけでなく、古代の歴史への思いや、生きとし生ける命の尊厳、鎮魂の祈りといった精神性に焦点を当てると深みが出ます。また、放生神事で放たれる「蜷(川にな)」や「鳩」、舞台となる「寄藻川(よりもがわ)」や神社の杜、秋の澄んだ水や夕暮れの光など、具体的な風物を織り交ぜて情景を立ち上がらせるのがポイントです。
・生き物・自然:蜷(にな)、鳩、放魚(はなちうお)、寄藻川、秋の水、初秋の風 ・情景・社寺:神輿、御杖楽(みつえらく)、勅使、神垣、夕鳥居、古社 ・心情・抽象:鎮魂、命、祈り、いにしへ、哀憐、解き放つ
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