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「浮草(うきくさ)」は、池や沼、小川などの水面に浮かんで生育する小さな水草の総称です。ウキクサやアオウキクサなどがあり、夏の強い日差しを浴びて水面を埋め尽くすように一面に繁殖します。根が底の土に定着せず、水流や風に任せて水面を漂う姿から、古くより定めのない境遇や、あてもなくさすらう「根無し草」の人生を象徴する季語としても親しまれてきました。夏の水辺に広がる瑞々しい緑の情景と、どこか儚い浮遊感の両面を併せ持つ季語です。
まずは水面の様子を丁寧に写生してみましょう。風に吹かれて寄り集まる様子、水路をゆっくりと流れていく動き、あるいは水面を緑の絨毯のように覆い尽くす量感などを具体的に捉えると情景が鮮やかに立ち上がります。また、その漂う性質を活かして、自らの心の迷いや気ままな暮らし、あるいは旅情といった心情を控えめに重ねて詠むのも味わい深い表現になります。水や光の描写と組み合わせると、夏の涼感や陰影がより引き立ちます。
・水辺の景観(古池、小川、水門、堀、波紋、水影) ・夏の情景・無季の言葉(日射し、緑、小魚、風、漂う、留まる、淀み、日向)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?赤蜻蛉
絵と見えけるぞ
湿原に
ひとりゐの
鍋底さらふ
夜寒かな
大根干し
萎びて太さ
揃ひゆく
秋薔薇の
馨り掬ひて
休みけり
蜻蛉や
水辺に影の
連なりぬ
宵の酔い
新酒の樽割るるとき
戻りけり