年忘

年忘

としわすれ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「年忘(としわすれ)」とは、その年一年の苦労や辛さを忘れ、清々しい気持ちで新年を迎えようと年末に開く酒宴や集まりのことを指します。現代で言う「忘年会」にあたりますが、俳句において「年忘」と言うと、単なる宴会騒ぎにとどまらず、過ぎ去る月日を惜しむ心や、無事に一年を過ごせたことへの感謝といった、風情と哀愁が漂う響きを持ちます。室町時代の連歌の席など古くから詠まれてきた、歴史ある晩冬の季語です。

この季語で詠むコツ

ただ「お酒を飲んで楽しかった」という報告にとどまらず、一年の終わりに抱く独特の心情を捉えるのがコツです。杯を交わす仲間たちの笑顔、語り尽くした後のふとした沈黙、あるいは宴会場を出たときの冷たい夜風など、視覚や触覚を交えて具体的に切り取りましょう。賑やかさの中に滲む一年の感慨や安堵感、かすかな寂しさを表現すると、句に深い陰影と余韻が生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

宴の雰囲気を伝える言葉や、冬の夜の情景とよく馴染みます。 ・宴席の描写:盃(さかずき)、美酒、座、酌、灯(あかり)、笑い声、箸 ・時間の経過や余韻:夜更け、階(きざはし)、暖簾、靴音 ・情景・天候:寒夜、夜風、悴(かじか)む手

「年忘」の俳句例 (3件)

人に家を買はせて我れは年忘
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
舞まうて面なや我も年忘れ
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
せつかれて年忘する機嫌哉
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「年忘」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

秋宵の

月にたなびく

白きすじ

達磨さん

転んで深き

秋の暮

影あわき

後の月見に

たたずめり

禅僧や

素足のままの

秋深し

秋深し

葉裏に白き

光閃く

秋深し

すする緑茶の

湯気白く

関連する「冬」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

「年忘」について深く学ぶ(関連記事)