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「雪ころばし」とは、地面に降り積もった雪を手で丸め、地面を転がしながら次第に大きな雪玉へと育てていく冬の遊びのことです。いわゆる「雪だるま」を作る土台となる行為でもありますが、転がすこと自体を夢中で楽しむ子どもの姿や、素朴な雪国の日常をよく表す季語です。雪の粘り気や湿り具合によって玉の大きくなり方が異なるため、その日の雪質や寒さの程度まで自然と伝わる温かみのある言葉です。
雪玉がだんだんと重くなり、押すのに力が必要になってくる身体感覚を描くのが一番のコツです。また、転がしたあとに地面に残る黒い土の筋や、熱中して赤くなった頬、吐く息の白さなど、視覚や触覚を刺激する具体的な描写を取り入れると、生き生きとした句になります。子どもの遊びとしてだけでなく、大人になってふと思い出す郷愁や、静かな夕暮れの情景と結びつけるのも情緒深いです。
・身体の動きや感覚を表す言葉(重たし、息白し、腕、手袋、汗など) ・場所や情景を表す言葉(坂道、校庭、夕暮れ、日暮れ、あぜ道など) ・擬音語や情態言(ごろり、ずっしり、だんだん、ころころなど)