藁仕事

藁仕事

わらしごと

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意味・由来

「藁仕事(わらしごと)」は、秋の収穫が終わった後の農閑期、冬の間に行われる藁を使った手仕事を指す冬の季語です。脱穀を終えた稲藁を打ち柔らかくし、縄を綯(な)ったり、筵(むしろ)や俵、草履、笠などを編んだりします。寒さの厳しい季節に、日当たりの良い土間や縁側、納屋などに腰を落ち着けて黙々と進める手作業であり、かつての日本の農村における冬の暮らしを象徴する生活感あふれる季語です。

この季語で詠むコツ

藁仕事の情景をありありと伝えるためには、五感を使った描写を意識するのがコツです。藁を木槌で叩く乾いた音や、手のひらで擦り合わせる時の擦過音といった「聴覚」、立ち上る干し草のような芳しい「嗅覚」、さらに藁を扱う荒れた指先や手の温もりといった「触覚」に焦点を当てると深みが増します。また、作業をする人の穏やかな息遣いや、縁側に差し込む冬の日差しなど、静けさや温かさと対比させて詠むと、冬らしい情感が際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・場所や光:土間、納屋、縁側、冬日、日溜まり ・動作や音:叩く、綯う(なう)、編む、擦れる音、木槌の音 ・道具や身体:槌(つち)、荒れた指、手のひら、白髪、膝

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