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「竹馬(たけうま)」は、竹の棒を馬に見立てて跨って走る遊びや、二本の竹に足掛けを取り付けて乗り歩く遊具を指す三冬の季語です。古くは平安時代の文献にも見られ、中国の故事「竹馬の友」の由来ともなりました。寒風が吹きすさぶ冬の戸外でも、子どもたちが元気に体を動かして遊ぶ姿から、冬の季語として定着しました。
冬の寒さと、子どもたちの持つ躍動感や生命力との対比を意識して詠むのが基本です。また、竹馬に乗ることで視線が高くなる感覚や、地面を突くカツカツという乾いた硬質な音、傾きかけた冬の陽が落とす長い影など、視覚や聴覚を刺激する具体的な描写を盛り込むと、情景が鮮やかに立ち上がります。ノスタルジーや幼少期の記憶だけに頼らず、冬の空気感を捉えましょう。
子どもたちの息づかいや風景を際立たせる言葉と相性が抜群です。「路地」「夕焼」「影長し」「寒風」「からから」「足音」「茜空」といった、冬の夕暮れや乾いた風土、音を感じさせる言葉と取り合わせると、風情のある奥行き深い句に仕上がります。