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「鴲(しめ)」は、アトリ科の小鳥で、秋になると北の国や山地から平地へと渡ってくる渡り鳥です。古くは「シー」という鋭い口笛のような声で鳴くことからその名がついたといわれています。全体的にずんぐりとした体型をしており、何よりも頑丈で太い円錐形の嘴(くちばし)が大きな特徴です。その嘴で硬い木の実や種子をバリバリと割って食べる姿や、少し強面にも見える独特の風貌が愛されています。俳句では秋の深まりや冬の訪れを告げる鳥として「三秋」の季語に分類されています。
鴲を詠む際は、その特徴的な「太い嘴」や「硬い木の実を割る音・仕草」、あるいは「鋭い鳴き声」に着目するのが効果的です。秋が深まり葉を落とし始めた木々の梢に止まる姿や、地上に降りて落ち葉をかき分けながら実を探す様子を描くことで、晩秋特有の澄んだ静けさと自然の営みを鮮やかに切り取ることができます。