唐臼
autumn 生活

唐臼

からうす

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「唐臼(からうす)」は、足で踏んで杵を動かし、穀物(主に米や麦、粟など)を搗(つ)くための農具(足踏み臼)のことです。中国(唐)から伝来したためこの名があります。秋の収穫期に、新米や穀物を精米・製粉する作業が盛んに行われたことから、秋の季語として定着しました。「トントン」「ゴットン」と、規則正しく響く重低音は、山里や農村の秋の訪れを告げる風物詩として古くから親しまれてきました。\n\n### この季語で詠むコツ\n唐臼を詠む際は、その特徴的な「音」や「振動」、そして作業が行われる「空間の静けさ」に注目するのがコツです。機械のない時代、静かな山里に響き渡る唐臼の音は、かえって周囲の静寂や、どこか寂しげな秋の気配を際立たせます。また、繰り返し踏まれるという労働の単調さから、時間の経過やのどかな日常を表現するのにも適しています。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n音を際立たせる「響き」「音」「静けさ」、秋の景物である「月」「木の葉」「秋風」「薄(すすき)」、農村の景観を表す「山路」「藁屋(わらや)」「庵(いおり)」などの言葉と好相性です。聴覚的な要素と視覚的な風景を重ね合わせることで、深まりゆく秋の情調を豊かに描き出すことができます。

唐臼」の俳句例 (3件)

唐臼の音ばかりなる小秋かな
小林一茶【現代語訳】山里に響く唐臼の音だけが、ひっそりと聞こえてくる、そんなうら寂しい秋の初めであるよ。【鑑賞】「小秋(こあき)」とは、初秋の穏やかな時候や、どこか物寂しい秋の気配を指します。周囲に人の気配はなく、ただ唐臼を搗く単調な音だけが響いている様子から、一茶らしい静寂と、山里ののどかで少し寂しい日常がしみじみと伝わってくる名句です。
唐臼や月さし入るる萱が門
与謝蕪村【現代語訳】唐臼が置かれている納屋のあたりに、萱葺きの門を通して、美しい秋の月光が静かに差し込んでいる。【鑑賞】作業中の唐臼がある鄙びた風景に、冴え冴えとした月の光が差し込む一瞬を捉えた、絵画的な美しさを持つ一句です。生活感のある農具と、幽玄な月の対比が、秋の夜の情緒を格調高く描き出しています。
唐臼の響きに崩るる木の葉かな
内藤丈草【現代語訳】唐臼が地面を叩いて響くその振動に合わせるかのように、梢からハラハラと木の葉が散り落ちてゆくことだ。【鑑賞】唐臼が立てる「ゴットン」という重い地響きと、それによってかすかに揺れて散る「木の葉」という、動と静、重と軽の対比が見事な句です。耳で聴く音と、目で見る散り際の美しさが、秋の深まりと無常観を表現しています。

みんなの「唐臼」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「唐臼」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語