刈詰
autumn 生活

刈詰

かりづめ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「刈詰(かりづめ)」は、秋の収穫期の終わりに、田んぼの稲などをすっかり刈り終えること、またはすべてを刈り取った後の田畑の様子を指す季語です。季節は晩秋(10月頃)。黄金色に輝いていた豊かな田んぼが一転して、すっきりと刈り払われる様子を表します。無事に収穫を終えた安堵感と、それと同時に訪れる田園の広がりや、冬を前にした一抹の寂しさが入り混じった、叙情豊かな季語です。

この季語で詠むコツ

「刈り終えたことによる変化」に着目するのがポイントです。遮るものがなくなったことで「遠くの山がよく見えるようになった」「風が吹き抜けるようになった」という空間的な広がりや、日当たりの変化を五感で捉えてみましょう。また、収穫という「動」の営みが終わり、静まり返った大地という「静」への移り変わりを描写するのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 風景・自然:遠山(とおやま)、夕日、日当り、風、庵(いおり)
  • 感情・色彩:寂しさ、静けさ、広々、寂寞、あたたかさ

刈詰」の俳句例 (3件)

刈詰ていよいよ遠き男山
炭太祇【現代語訳】田の稲をすっかり刈り終えたので視界が広がり、向こうに見える男山が、かえって今までよりも遥か遠くにあるように感じられることだ。【鑑賞】目の前を遮っていた稲穂の壁が消えたことで、平坦で遮るもののない大空間が出現しました。その結果、目指す山が実物以上に遠くに感じられるという、人間の視覚の面白さを巧みに捉えた名句です。
刈つめて一葉にちかきいほりかな
与謝蕪村【現代語訳】周囲の稲をすべて刈り詰めてしまったので、私の質素な庵が、大きな一葉(桐の葉など)が落ちる場所のすぐ近くにぽつんと佇んでいるように見えることだ。【鑑賞】刈り取りによって遮蔽物がなくなり、庵とその周囲の自然(落ち葉)との距離がぐっと縮まったような感覚を詠んでいます。晩秋の静けさと侘しさが美しく表現されています。
刈詰てうしろ寂しき大根かな
小林一茶【現代語訳】周囲の農作物をすっかり刈り終えて見通しが良くなった畑に、ぽつんと残された大根の後ろ姿がなんとも寂しそうに見えることだよ。【鑑賞】周りの草木が刈り取られたことで、むき出しになって風に晒されている大根の様子を擬人化した句です。寂しさの中にも一茶らしいユーモアと温かい眼差しが光っています。

みんなの「刈詰」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「刈詰」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語