笹売

笹売

ささうり

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「笹売(ささうり)」とは、旧暦七月七日の七夕祭りに向けて、短冊や飾りを吊るすための青笹を町中で売り歩く商人のことです。旧暦の七夕は初秋の行事であるため、秋の季語に分類されます。江戸時代から続く初秋の風物詩で、笹売の掛け声が長屋や通りに響くと、人々はいよいよ七夕がやってきたことを実感しました。瑞々しい青笹の葉擦れの音や売り声が、晩夏の暑さの中に秋の訪れと涼感を運びました。

この季語で詠むコツ

笹売は七夕行事そのものだけでなく、行事を迎える前の一瞬の街の活気や季節の変わり目を描くのに適しています。笹の鮮やかな緑や風にそよぐ音、威勢の良い(あるいはどこか物悲しい)売り声など、視覚や聴覚を意識して詠むと効果的です。七夕を待ちわびる子どもの姿や、夕暮れの町並みと取り合わせることで、情緒豊かな一句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 聴覚・視覚の描写:売り声、葉擦れ、青笹、露、夕風
  • 七夕の風情・小物:短冊、五色の糸、星合(ほしあい)、宵
  • 舞台・情景:下町、長屋、路地、軒先、暮れ方

笹売」の俳句例 (3件)

笹売の声に夜明くる七夕かな
宝井其角【現代語訳】「笹はいらんか」と呼び歩く笹売の声で、七夕の日の夜が明けてゆくことだよ。【鑑賞】七夕当日の早朝、静まり返った町に笹売の声が響き渡り、今日が待ちに待った七夕祭りだと気づかされる場面です。江戸の粋な風情と祭りの朝の心地よい高揚感が見事に表現されています。
笹売の声にもならで暮にけり
与謝蕪村【現代語訳】笹売は仕入れが少なかったのか、あるいは客がつかないのか、まともな売り声もあげないまま日が暮れてしまったことだ。【鑑賞】七夕を控えた夕暮れの町で、張り切った売り声を出せない笹売の哀愁漂う姿を描いています。蕪村らしい絵画的かつ人間味のある観察眼が光る一句です。
笹売の過ぎて淋しき夕かな
正岡子規【現代語訳】笹売が呼び声を残して通り過ぎてしまうと、あたりは急に物寂しい夕暮れとなったことだよ。【鑑賞】笹売の威勢のよい声が遠ざかったあとに訪れる、ふとした静寂と夕暮れの寂しさを捉えています。七夕の華やぎの裏にある秋の気配の儚さが感じられます。

みんなの「笹売」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「笹売」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語