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三七草(さんしちそう)は、秋に黄色いアザミに似た頭状花を下向きまたは横向きに咲かせるキク科の多年草です。古くから止血や消炎などの薬効を持つ薬草として知られ、中国では「田七(でんしち)」や「三七人参(さんしちにんじん)」とも呼ばれ重宝されてきました。種をまいてから収穫までに3〜7年かかることや、葉が3枚と7枚に分かれてつくことなどが名前の由来とされています。野山や薬草園などにひっそりと佇み、素朴ながらも芯の強さを感じさせる秋の季語です。
三七草は派手な花ではなく、黄色の花と切れ込みのある葉が野趣を感じさせます。そのため、華やかな場面よりも、静かな山里、古びた庭、薬草園の落ち着いた空気感とよく調和します。「薬草」としての歴史や効能に思いを馳せたり、秋のやわらかな日差しや露に濡れる姿など、自然の移ろいとともに繊細な観察眼で切り取ると味わい深い句になります。
・場所:山里、薬園(薬草園)、古庭、生垣、畦道 ・情景・時間:秋日、夕日、薄日、朝露、静けさ ・五感:黄(色)、ほろ苦し、ひそやか、露けし
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