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立秋は二十四節気の一つで、現在の暦では八月七日ごろにあたります。暦の上ではこの日から秋に入り、時候の挨拶も「暑中見舞い」から「残暑見舞い」へと変わります。実際には一年の中で暑さが最も厳しい盛夏の時期と重なりますが、空の高さや朝夕の風の肌触りなどに、かすかな秋の気配が立ち始める重要な節目を意味しています。
立秋を詠む際のポイントは、「猛烈な暑さの中に隠れている、わずかな季節の兆し」を五感で捉えることです。単に「暦の上では秋なのに暑い」と頭で考えた理屈を述べるのではなく、夕暮れの風の涼しさ、日差しの角度の変化、夜の虫の音など、具体的に見つけた秋の兆候を素直に写し取ると、実感がこもった情緒豊かな句になります。
立秋の繊細な変化を際立たせるには、空や光、日常の静かな情景を描く言葉がよく似合います。「朝の風」「夕暮れ」「雲のかたち」「窓辺」「日差しの影」「素足」といった、視覚や触覚に訴えかける言葉と合わせることで、季節の移ろいを見事に表現できます。
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鳥の名を問ふ
律の風
木犀の
二番花匂え
秋の雲
残る蝉
入り日なす影
行き隠る
秋の日の
他部署の訃報を
聞きにけり
白光の
静かに零る
野分雲
秋雲の
イオンモールに
嫉妬せり