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「立春大吉(りっしゅんだいきち)」は、立春の日に厄除けや招福を願って門口や玄関などに貼るお札に書かれる言葉です。この四文字は縦書きにするとすべて左右対称の形をしており、紙の裏から見ても同じように読めるという特徴があります。家に入り込んだ鬼が振り返った際、まだ中に入っていないと錯覚して外へ出ていってしまうという言い伝えから、魔除けのお守りとされてきました。寒さの中に新しい春の訪れを寿ぎ、一年の無病息災を祈る、清々しく晴れやかな初春の季語です。
言葉そのものに強い祝福の響きと力強い言霊が宿っているため、さらに「めでたい」「うれしい」といった主観的な感情を重ねるとくどくなってしまいます。墨の黒さと和紙の白さの対比や、早春の冷たく澄んだ空気、門口に差し込む柔らかな初春の光など、視覚的・触覚的な描写を合わせると季語の清浄さが引き立ちます。また、お札を貼る日常の動作や、町を歩いていてふと見かけたお札の佇まいなどを素直に切り取るのも効果的です。
・門口(かどぐち)、玄関、軒並み ・白紙(はくし)、墨色(すみいろ)、筆 ・朝日、朝風、薄日(うすひ) ・祈り、貼りかへる、指先