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「御山洗(おやまあらい)」とは、富士山をはじめとする霊峰の山じまい(陰暦七月二十六日頃、現在の八月下旬〜九月上旬頃)の前後に降る強い雨のことです。夏山シーズンに多くの登拝者で賑わった霊山を、神聖な雨が洗い清め、元の静寂な神の領域へと戻すという信仰心から生まれた風情ある季語です。夏の終わりと初秋の訪れを告げる雨でもあります。
山そのものの姿が見えなくなるほどの激しい雨脚や、雨によって急激に冷え込んでいく麓の気候の変化を描くと効果的です。また、夏の喧騒が去った後の寂寥感や、山に対する畏敬の念、麓の町の静けさなどを取り合わせることで、単なる秋の雨(秋雨)とは異なる「霊峰を清める雨」としてのドラマ性を際立たせることができます。
・麓、裾野、宿場、鳥居、茶屋 ・音(激しき、夜明、暮るる、籠る) ・肌寒、湯加減、灯(ともしび)、霧
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