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「相撲(すもう・お相撲)」は俳句では秋の季語です。その由来は古く、奈良・平安時代に宮中で陰暦七月七日の七夕に行われた「相撲節会(すまいのせちえ)」という宮中行事にさかのぼります。また、古来より相撲は五穀豊穣を祈願・感謝する神事として、秋の収穫祭や神社の祭礼に奉納されてきました。現代でも大相撲の九月場所(秋場所)や、各地の神社で行われる子ども相撲・草相撲など、秋の風物詩として親しまれています。
「お相撲」という親しみやすい響きには、力士たちの力強いぶつかり合いだけでなく、神事としての清々しさや、勝負のあとの哀愁が漂います。土俵の熱気や歓声をストレートに描くのも良いですが、勝者と敗者の明暗、力士の大きな背中に吹き抜ける秋風、土俵に落ちる夕暮れの影など、秋の澄んだ空気感や切なさと組み合わせると叙情的な深い句になります。
・天候・情景:秋晴(あきばれ)、秋風(あきかぜ)、夕月(ゆうづき)、秋の暮(あきのくれ) ・場所・道具:土俵(どひょう)、砂(すな)、幟(のぼり)、太鼓(たいこ)、まわし ・動作・感情:どよめき、歓声、背中、影、汗、勝つ、敗る(まくる)