威銃打つ

威銃打つ

おどしじゅううつ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「威銃打つ(おどしじゅううつ / おどしづつうつ)」とは、秋に実った稲や果作を鳥や猪、鹿などの食害から守るため、火薬の空砲などを撃ってその轟音で追い払うことを指す三秋の季語です。古くは火縄銃の空砲が用いられ、現在ではカーバイドやプロパンガスによる自動爆音機、花火などがその役割を担っています。静かな山里や田園に突如として響き渡る乾いた銃声は、実りの秋の緊張感と、収穫を前にした農作業の情景を鮮やかに伝えてくれます。\n\n### この季語で詠むコツ\n轟音そのものの迫力を詠むだけでなく、「音のあとの静寂」や「周囲の広がり」に意識を向けるのが大きなコツです。銃声が一発轟いたあとに返ってくる山彦の余韻、鳥たちの羽音、あるいは夕暮れの静まり返った田畑など、音の明暗・静動のコントラストを捉えると情景が立体的に浮かび上がります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・時間・天候を表す言葉(日暮、夕影、秋晴、谷風、青空など)\n・風景や地形を表す言葉(棚田、段々畑、山峡、尾根、畦道など)\n・鳥獣や収穫の気配(雀、鴉、実り、稲穂、落穂など)

威銃打つ」の俳句例 (3件)

威銃一発雲を動かさず
山口誓子【現代語訳】威銃が一発、乾いた音を轟かせたが、秋の空に浮かぶ雲は何事もなかったかのように動かないままである。\n【鑑賞】一瞬の鋭い銃声と、雄大に動かない雲との対比が鮮やかです。動と静の対比により、秋空の広大さと澄み切った静けさが際立っています。
威銃打つて日暮の静まりぬ
飯田蛇笏【現代語訳】威銃を打ち鳴らしたあと、夕暮れの山里はいっそう深く静まり返った。\n【鑑賞】銃声の鋭い響きが消え去った後の、深閑とした夕暮れの気配を捉えています。音があるからこそ、その後の静寂がより深く心に染み渡る一句です。
威銃夕風起る山辺かな
正岡子規【現代語訳】威銃の音が響き渡り、山のふもとには秋の夕風がすうっと吹き始めたことだ。\n【鑑賞】銃声の余韻とともに、肌に触れる夕風の冷涼さを感じさせる句です。視覚・聴覚・触覚が自然に調和し、秋の農村の夕景が見事に描かれています。

みんなの「威銃打つ」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「威銃打つ」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語