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幟店(のぼりだな)とは、端午の節句を前に、鯉のぼりや武者幟、鎧兜などの五月人形を商う店のことを指す夏の季語です。江戸時代、端午の節句が近づくと、通りには色鮮やかな幟や勇壮な人形が並ぶ特設の店が立ち並び、子どもの健やかな成長を願う親や家族連れで大いに賑わいました。初夏の爽やかな青空の下、店頭に飾られた武者絵や鯉の姿が初夏の風に揺れる様子は、活気と晴れやかさに満ちた季節の風物詩です。
「幟店」という言葉そのものに初夏の活気やおめでたい雰囲気が備わっているため、具体的な光景を切り取ると生き生きとした句になります。店頭に並ぶ金糸銀糸のきらめき、張り子の虎や弓矢などの小物に目を向けるのも面白いでしょう。また、子どもの未来を思う親や祖父母の表情、行き交う人々の声など、人の温もりを描くことで一句に深みが生まれます。「青空」や「初夏の風」など明るい景と響き合わせるのも効果的です。
・風(かぜ)、薫風(くんぷう) ・青空(あおぞら)、五月晴(さつきばれ) ・父(ちち)、子(こ)、肩車(かたぐるま) ・兜(かぶと)、太刀(たち) ・通り(とおり)、大路(おおじ)