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「闘草(とうそう)」とは、草を持ち寄ってその強さや優劣を競い合う遊びのことです。「草合(くさあわせ)」や「草相撲(くさずもう)」とも呼ばれます。古く平安時代には、珍しい薬草や野草を持ち寄って歌を詠み合い優劣を競う雅な宮廷行事でした。これが時代とともに親しみやすい民間の遊びへと変化し、オオバコなどの強い茎を互いに引っ掛け合い、どちらが先にちぎれるかを競う子どもの遊びとして定着しました。端午の節句の習俗と結びついていたことから、夏の季語とされています。
勝負に熱中する子どもたちの真剣な表情や、力強く引っ張り合う手元、草を引きちぎった瞬間の歓声などを具体的に描写すると生き生きとした句になります。また、茎を強く引くことで指先が青く染まる様子や、草の青臭い匂い、初夏の強い光線や土手の緑などを取り合わせることで、五感に訴えかける豊かな情景を描き出すことができます。懐かしい記憶や童心を重ねて詠むのも味わい深いアプローチです。
・指先の緑、爪の青さ ・土手、野道、神社の境内 ・息をのむ、引き合う、ちぎれる ・歓声、笑い声、日盛(ひざかり) ・青空、強い日差し