蘿摩

蘿摩

ががいも

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意味・由来

蘿摩(ががいも)は、野原や堤防、道端などの日当たりの良い場所に自生するつる性の多年草です。夏になると、淡い紫色や白を帯びた星形の小花を多数咲かせます。花冠の内側にびっしりと細かな白い毛が生えているのが大きな特徴で、可憐でありながらどこか不思議な野趣を漂わせています。古事記において、少彦名命(すくなひこなのみこと)がその実の皮を舟にして海を渡ってきたという「天の羅摩船(あめのかがみのふね)」の伝説でもよく知られ、古くから日本人に親しまれてきました。秋に実が熟して綿毛を飛ばす姿も印象的ですが、俳句では花が咲く夏の季語となります。

この季語で詠むコツ

華やかな園芸種と異なり、草むらや藪、古いフェンスなどに絡みついてたくましく茂る野草です。そのため、飾り気のない日常の風景や、人通りの少ない畦道、忘れ去られたような空き地といった背景とよく調和します。星の形をした花の小ささ、花の内側に密生する白い毛の繊細な質感、あるいは他の植物に巻きつきながら伸びていく強い生命力に着目して丁寧に写生するのがコツです。素朴な風情の中に、太古の神話の気配を静かに潜ませてみるのも趣があります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・古垣、荒地、畦道、空き地(植物が生き生きと絡みつく素朴な場所) ・星形、白毛、淡紫(花の細部や独特の色合いを表す言葉) ・夏野、夏草、夕立、青空(情景を鮮やかに広げる夏の言葉)

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