曝書

曝書

ばくしょ

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意味・由来

「曝書(ばくしょ)」とは、夏の土用のころ、湿気を払い虫害を防ぐために書物を風や日に当てる作業のことです。「書を曝(さら)す」という文字通り、本棚から蔵書を取り出して陰干しや虫干しをします。かつて紙や墨が貴重であった時代、書物を長持ちさせるための大切なお手入れでした。書物の山から立ち上る紙や墨の匂い、あるいは蔵の奥から持ち出された古書の放つ気配など、どこか知的で落ち着いた夏の情緒を感じさせる季語です。

この季語で詠むコツ

単に「本を干している」という作業風景だけでなく、風の通り道や差し込む日差し、紙の質感や匂いといった五感を働かせた描写を意識してみましょう。また、虫干しの最中にふと昔の本を開き、つい読みふけってしまうといった人間味あふれる情景を切り取るのも魅力的な一句になります。歴史ある書物への敬意や、愛書家ならではの静かな時間を描き出すのがポイントです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・縁側、畳、机、床 ・風、日射し、墨の香、埃(ほこり) ・古書、手紙、栞(しおり) ・青葉、風鈴、白絣(しろがすり)

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