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「根魚(ねうお)」とは、海底の岩礁や消波ブロック、海藻の茂みなどに定住し、遠くへ回遊しない魚の総称です。代表的な魚種にはカサゴ、アイナメ、ソイ、キジハタ、メバルなどがあります。俳句では秋の季語として扱われます。秋になると冬の産卵期に向けて餌を活発に捕食し、脂が乗って旨味が増すとともに、海が澄んで磯釣りや船釣りが盛んになることから、秋の海の風物詩として定着しました。暗い岩陰に潜む姿や、釣り上げられたときの独特の武骨な風貌に風情があります。
根魚は回遊魚のような華やかさやスピード感はなく、海底の暗がりでじっと潜んでいる静的な佇まいが特徴です。そのため、澄み渡る「秋の潮」や「水底の暗さ」、ゴツゴツとした岩礁の質感と対比させると効果的です。また、釣り上げた瞬間の大きな口や鋭い鰭(ひれ)、煮付けや鍋など食の場面における白身の淡白な味わい・煮崩れやすさなど、五感(視覚・触覚・味覚)に訴えかける描写を意識すると、生活感や磯の臨場感が際立ちます。
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