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「麦車(むぎぐるま)」とは、初夏に収穫した麦の束を高く積み上げて運ぶ荷車のことです。古くは牛馬に引かせたり、人が引く大八車が用いられました。麦の実る「麦秋(ばくしゅう)」は初夏の季語であり、麦車も同じく初夏(仲夏)の季語となります。黄金色に実った麦を満載にした車が行き交う光景には、収穫期特有の活気と、実りの豊かさ、農作業に励む人々の汗と喜びが象徴されています。
山のように積まれた麦の「量感(ボリューム)」や「重さ」、車輪の軋む「音」、そして初夏の乾いた風や土埃といった五感を刺激する描写を取り入れるのがコツです。昔ながらの木車を思い浮かべるのも趣がありますが、現代の軽トラックや運搬車に麦が積まれている情景として詠むことも可能です。夕日を背にゆっくりと坂を下る姿など、光や影のコントラストを意識すると、初夏の田園風景が鮮やかに立ち上がります。
・情景・動き(無季):轍(わだち)、坂道、きしむ、傾く、夕影、野道、農夫 ・夏の季語・夏の言葉:青嵐(あおあらし)、炎天(えんてん)、汗、夕風、雲の峰
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?蜻蛉や
水辺に影の
連なりぬ
宵の酔い
新酒の樽割るるとき
戻りけり
暗闇の
奧に虫たち
夜を編み
三拍子
ワルツ踊りて
夕とんぼ
石蕗咲きて
丸き無縁の
墓守る
音の無い
野に群れてとぶ
蜻蛉かな