水温む

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みずぬるむ

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意味・由来

「水温む」は、厳しい冬の寒さが和らぎ、川や池、湖などの水が次第に温かさを帯びてくる情景を表す春の季語です。実際に触れたときの冷たさの緩みはもちろんのこと、水面の輝きや水底の透き通るような明るさなど、視覚的にも春の訪れを感じさせます。冬のあいだ凍てついていた自然が息を吹き返し、命の気配が水辺に満ちていく実感を伴う言葉です。

この季語で詠むコツ

「水が温かい」とただ説明するのではなく、何を見て、あるいは何に触れて温かさを実感したのかという「気付きの瞬間」を詠むことが大切です。水底から泳ぎ出た小魚の動き、水辺に差し込む柔らかな光、あるいは朝の洗顔や水仕事でふと手肌に感じた心地よさなど、五感を通した具体的な描写を取り入れると、読み手に生き生きとした春の情景が伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・生き物や水辺の情景:小魚、鮒、水底、浅瀬、小川、漣、光 ・暮らしや身体の感覚:手水、指先、掌、洗濯、素足、汲み置く水 ※他の季節の言葉を避け、春の穏やかな気配や日常の何気ない動作と取り合わせることで、実感が際立ちます。

「水温む」の俳句例 (3件)

万歳の渡りしあとや水温む
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
塵捨てに来て跼みけり水温む
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
古蘆の動くともなし水温む
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

みんなの「水温む」の詠み

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