若水

若水

わかみず

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意味・由来

「若水(わかみず)」とは、元日の早朝に初めて汲む水のことで、新年の季語です。「初水(はつみず)」や「福水(ふくみず)」とも呼ばれます。古くから、この水には邪気を払い若返りをもたらす特別な力があると信じられており、神仏にお供えしたり、お雑煮を炊いたり、家族で飲むお茶を淹れたりするのに使われてきました。宮中の儀式から始まった風習が民間に広まり、恵方の井戸や泉から汲む習わしとして定着しました。

この季語で詠むコツ

元日の朝の凛とした空気や、水の澄んだ清らかさ、肌に触れる冷たさを丁寧に捉えることが大切です。現代では蛇口をひねれば水が出ますが、普段の水道水であっても、元旦の一番初めの水だと思うだけで背筋が伸びるような神聖さが宿ります。「水」そのものの音や輝き、あるいは汲み上げる動作や新年の家族の息づかいを描くことで、改まった気持ちや新春の瑞々しさを表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水にまつわる道具(柄杓、桶、蛇口、鉄瓶、やかん、茶碗) ・触覚や視覚の言葉(冷たし、澄む、ひびく、溢る、受く、光る) ・新年の情景(神棚、元日の朝、初明かり、白き息、湯気)

「若水」の俳句例 (1件)

若水や瓶の底なる去年の水
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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