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「素足」とは、足袋や靴下を履いていない足、あるいは履物を履かずに肌を直接外気にさらしている足元のことです。「裸足(はだし)」とほぼ同義ですが、裸足が泥臭さや力強い行動力を感じさせるのに対し、「素足」は肌の白さや清潔感、どこか艶やかな涼しさを漂わせる夏の季語として愛されてきました。夏の暑い日に靴下を脱ぎ捨てたときの開放感や、肌に触れる空気の心地よさがこの季語の背景にあります。
足の裏で感じる「触覚」や、足元の「視覚」に焦点を当てるのが上達の近道です。磨かれた板の間のひんやりとした感触、畳の目のざらつき、あるいは水際や砂浜での心地よい刺激など、素足が何に触れているかを具体的に描写すると実感がこもります。また、日焼けの跡や爪の彩り、脱ぎ捨てられた履物などを取り合わせることで、生活感や日常のふとした色気を鮮やかに切り取ることができます。
・素材や床:板の間、青畳、縁側、濡れ縁、白砂 ・動作や感覚:ひやり、踏みしむ、洗ふ、浸す ・身近な夏の事物:麻、下駄、団扇、夕立晴、木陰 ※他の季節の季語が混ざらないよう、日常の無季の言葉や夏の情景と組み合わせるのが基本です。