季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
蓑虫(みのむし)は、オオミノガやチャミノガなどの蛾の幼虫です。自ら吐いた糸で枯れ葉や小枝を円錐形に綴り合わせ、身にまとう姿が雨具の「蓑」に似ていることからその名がつきました。 古くは『枕草子』にも登場し、鬼の子である蓑虫が粗末な蓑を着せられて「ちちよ、ちちよ(父よ、父よ)」と鳴くという伝説から、「親を求めて鳴く虫」として哀愁の対象とされてきました。実際には鳴きませんが、松尾芭蕉が「蓑虫の音を聞きに来よ草の庵」と詠んだように、静けさや孤独、人生の侘びしさを託す存在として古くから親しまれている秋の風物詩です。
蓑虫を詠む際は、その「ひっそりとした佇まい」や「ぶら下がっている姿」に注目するのが基本です。秋の風に揺れる小さな蓑や、葉を落とした木の枝にぽつんと残る様子を描くことで、深まりゆく秋の寂寥感や静寂を際立たせることができます。 また、伝説を踏まえて「声なき声を聞く」という心境で詠んだり、自身の境遇や心情を重ねて擬人化するように詠むのも効果的です。大げさに詠むのではなく、身近な庭先や寺の境内などで見つけた小さな命を、静かな視線で捉えましょう。
・秋風(あきかぜ:秋の季語) ・古枝(ふるえだ:無季) ・軒端(のきば:無季) ・山寺(やまでら:無季) ・夕暮れ(ゆうぐれ:無季) ・雨粒(あまつぶ:無季) このような静けさや寂しさを感じさせる言葉と合わせることで、蓑虫の持つ侘びた風情が一層引き立ちます。
この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。
あなたが最初の1句を詠んでみませんか?