休暇果つ
autumn 生活

休暇果つ

きゅうかはつ

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意味・由来

「休暇果つ(きゅうかはつ)」は、夏休みや長期の休みが終わることを指す秋の季語です。暦の上で秋を迎えた頃、楽しかった旅や帰省などの非日常が終わり、再び仕事や学業といった日常の生活へ戻る節目を表します。楽しかった時間の余韻とともに、現実へと戻っていく切なさや寂しさ、そして気持ちを切り替える緊張感が混ざり合った繊細な情感が込められた言葉です。

この季語で詠むコツ

「休暇果つ」を詠む際は、日常へと戻る瞬間の具体的な動作や小道具に着目するのがコツです。旅の荷物を片付ける、仕事の鞄を閉じる、整えられた机に向かうなど、身の回りの生活風景を描写することで、誰もが共感できるリアリティが生まれます。「寂しい」と感情を直接語るのではなく、静かな動作や物の様子に心情を託すと味わい深い句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・身の回りの品(鞄、机、靴、時計、手帳、書類) ・切り替えの動作(洗う、閉じる、畳む、整える、揃える) ・情景・時間(夜底、秋風、灯火、月光

休暇果つ」の俳句例 (3件)

休暇果つ夜の鞄を閉じにけり
富安風生【現代語訳】楽しかった休暇が終わり、夜になって旅行用のかばんをパタンと閉じたことだ。 【鑑賞】休暇の終わりを静かに受け入れる心情が、鞄を閉じるという日常の具体的な動作に込められています。明日からの生活への切り替えと、一抹の寂しさが漂う名句です。
休暇果つ日々の机の白さかな
日野草城【現代語訳】休暇が終わり、再び向かい合う日常の机が白々と感じられることだ。 【鑑賞】非日常から戻った際、静まり返った自分のデスクを提示することで、現実に戻った孤独感や新鮮な緊張感を際立たせています。
休暇果つ旅の汚れを洗ひつつ
後藤夜半【現代語訳】休暇が終わり、旅でついた衣服などの汚れを洗っていることだ。 【鑑賞】旅の片付けをしつつ、楽しかった時間の余韻に浸ると同時に、現実に戻る心の準備をしている様子が描かれています。手元を洗うという生活感のある描写が共感を呼びます。

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