草枯る
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意味・由来

「草枯る」は、冬の寒気や霜によって野山や道端、庭の雑草が水分を失い、茶色く枯れ果てていく様子を表す三冬の季語です。名詞である「枯草」が目の前にある枯れた草そのものを静かに指すのに対して、「草枯る」という動詞の形をとることで、草が枯れていく推移や、あたり一面に枯草が広がる情景の広がりを生き生きと感じさせます。あらゆる命が活動を休止し、大地が色を失っていく寂寥感とともに、次の春を待つ自然の循環を思わせる趣深い季語です。

この季語で詠むコツ

単に「寂しい」「寒々しい」といった主観的な思いを述べるのではなく、具体的に何が見えてきたか、どのような音がするかを捉えるのが上達の秘訣です。草が青々と茂っていた夏には隠れていた石仏や細い小道、忘れられた人工物などが、草が枯れたことによって姿を現す面白さに注目してみましょう。また、吹き抜ける風の乾いた音や、踏みしめたときの音など、聴覚や触覚を刺激する描写を加えると、冬の厳しい空気感が鮮やかに立ち上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光や影を表す言葉(薄日、夕日、傾く陽、淡き影) ・音や感触を表す言葉(踏む音、風の音、乾く、擦れる) ・道や構造物(古道、石仏、道標、金網、土手)

「草枯る」の俳句例 (1件)

草枯るゝ日数を眺め来りけり
高浜虚子『五百五十句』(青空文庫)

みんなの「草枯る」の詠み

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