凍る

凍る

こおる

別の表記・呼び名:氷る(こおる)

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意味・由来

「凍る」は、寒さのために水や湿ったものが氷へと変わること、また万物が冷え切って硬くこわばるさまを表す三冬の季語です。自然界の川や池が結氷する雄大な情景はもちろんのこと、古くから日々の暮らしの中で手水や筆の墨、濡れ雑巾や土壌が凍りつくといった身近な冬の厳しさを詠む言葉としても大切にされてきました。冷気によって静寂と緊張感が世界を包み込む、冬ならではの張り詰めた美しさを持った季語です。

この季語で詠むコツ

「水が凍る」と単に当たり前の現象を述べるだけでは、読者の心に響く句になりにくいものです。何が凍り、それによってどのような変化が起きたのかを五感を使って捉えましょう。例えば、氷が軋む微かな「音」、朝日に反射する鋭い「光」、触れた瞬間の痛いほどの「冷たさ」や「硬さ」に焦点を当てると実感がこもります。また、日常の何気ない生活道具や足元の土など、身近な具体物を取り合わせることで、冬の朝の冷気が鮮やかに立ち上がってきます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・身近な生活具や場所(手水鉢、土間、釣瓶、筆の先、車輪) ・光や透明感を連想させる言葉(朝日子、薄日、刃、硝子) ・触覚や音を伝える言葉(軋む、踏み割る、透き徹る、硬し)

「凍る」の俳句例 (2件)

生きながら一つに氷る生海鼠哉
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
すくみゆくや馬上に氷る影法師
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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