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「兄鷂(このり)」とは、猛禽類のハイタカ(鷂)の雄を指す秋の季語です。鳥類では一般に雌の方が体が大きく、雌のハイタカを「鷂(はしたか)」と呼ぶのに対して、一回り小さく小回りの利く雄を「兄鷂」と呼びます。語源は体が小さく扱いやすいため「小乗り(このり)」と呼ばれたことによると言われています。秋から冬にかけて行われる鷹狩(小鳥狩)において、その鋭敏で素早い飛翔から大変重宝されました。
兄鷂は大型の鷹とは異なり、小柄ながらも鋭く素早い動きが特徴です。そのため、雄大さよりも「俊敏さ」「鋭い眼光」「身軽な飛翔」に焦点を当てると季語の持ち味が引き立ちます。また、鷹匠の腕に静かに据えられている緊張感ある姿や、秋の澄んだ空や野原を低空で素早く飛び去るスピード感を対比として描くのが効果的です。
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